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日本の教育事情 〜約4割の高校生が受験する大学入試センター試験
米日教育交流協議会
帰国生にとっては縁が薄いが、帰国生にはSATや高校での単位取得という関門がある
日本では1月19日と20日の2日間にわたって大学入試センター試験(通称センター試験)が行われます。1990年に前身の共通一次試験に代わって実施されて今年で19回目となります。共通一次試験は1979年から1989年までの11回行われましたので、合わせて30回目の全国統一試験の実施ということになります。今年のセンター試験の志願者数は54万3,352人で、昨年を9,970人下回りました。昨年は一昨年よりやや増加したのですが、2002年と2003年に60万人を超えてからは減少傾向に転じています。18歳人口の減少が始まった1993年以降も志願者数は増加しつつありましたが、やはり少子化の波には勝てないようです。 とは言っても50万人以上の規模の大きな試験です。このように多くの受験生を集めているのは、センター試験が出題教科や出題形式は共通一次試験を踏襲したものの、国立大学中心の試験から脱却し、公私立大学の利用を推進すべく大学の利用教科数を自由にしたことなどで、受験対象者層を広げたからです。現在、センター試験を入試に利用する4年制大学は、全国公立大学にあたる157大学と私立大学のうち467大学1,286学部です。センター試験を利用した4年制大学が公立大学では37大学、私立大学では16大学19学部であった初年度から考えると、如何に利用する大学が増加したかが分かります。 また、センター試験を利用する私立大学のうち8割は、センター試験のみで合否を判定するのです。その結果、今年の高校卒業見込み者の内大学入試センター試験出願者の比率(現役志願率)は過去最高の39.2%となりました。
しかし、国公立大学ではセンター試験を一次試験として利用し、大学独自の試験を二次試験として課しているというのが実情です。これは、センター試験の問題が、高等学校での履修内容を「広く」出題するために、そこで測ることのできる知識が「浅く」なるためです。国公立大の多くでは幅広い知識を測るために、国語、数学、社会、理科、外国語の5教科すべてを課す大学も目立ちます。また、解答形式がマークセンス方式であるため、二次試験では記述・論述式の解答形式を導入する大学が目立ちます。また、小論文や面接を課す大学もあります。二次試験では
出題教科をその学部の関連科目(例えば文科系は英語、国語、数学または社会。理科系は英語、数学、理科など)に絞り、専門性を測るため、より難度の高い問題が出題される傾向にあります。このため、受験生にとっては大学入試センター試験用と二次試験用との異なった学習対策が必要となっており、日本の受験生にハードな受験勉強が必要な要因となっています。
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~「週刊ビジネスニュース」 2008年1月18日号掲載
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