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在外子女教育を考える 〜サマーキャンプの上手な選択とは(その2)
米日教育交流協議会 代表 丹羽筆人
精神力の向上につながるスリープオーバー・キャンプ アメリカの夏休みは長期にわたるため、その過ごし方次第で子どもは大きく変化します。子どもが夏休みを有意義に過ごすために、サマーキャンプは重要な役割を果たしています。ただし、良い成果を上げるためには、目的をしっかり定め、子どもの性格や発達度に見合った選択をすることが大切です。 親御さんが子どもをサマーキャンプに参加させる目的はいくつかありますが、強い精神と身体を養うとか、規則正しい生活習慣を身につけるというような場合には、海や山にあるキャンプ場や研修施設などに宿泊するスリープオーバー・キャンプに参加させるのが良いでしょう。 スリープオーバー・キャンプは、参加者が一緒に寝泊りし、自炊をしたり、ハイキングや海水浴、ゲーム遊びなどを楽しんだりというように、日々の生活そのものがプログラムの中心であるものが一般的です。ただし、どのような内容のキャンプでも親元を離れて寝泊りする合宿生活の形式をとっていれば、日々の生活を通じて、協調性や精神力を養う、規則正しい生活を送るという目的が達成できます。実施期間は、短いものは1〜2週間ですが、1〜2ヶ月という長期間にわたって行なわれるものもあります。貴館の長短はありますが、親元を離れるため、時には寂しい思いをすることもあるでしょう。しかし、自分のことは自分でするという習慣が身につくとともに、日頃身の回りの世話をしてくれる親のありがたさを身をもって実感でき、一回り大人に近づくことができるはずです。 ただし、幼児や小学校低学年の小さな子どもの場合は、ホームシックになる可能性も大きいですし、着替えや食事などの生活面のケアをしてくれる体制があるのかを事前に確認する必要があるでしょう。それ以前に子どもが親のいない場所で寝泊りすることに耐えられるかどうかを慎重に判断する必要があります。まず、手始めに近所の仲の良いお友達の家に泊まらせていただき、様子を見るのも良いでしょう。それがうまくいかなかった場合は、スリープオーバー・キャンプは当面見送った方が無難です。また、たとえ問題がなかったとしても、全く知り合いのいない中では耐えられない可能性もありますので、兄姉や年長のお友達と一緒に参加するのが良いでしょう。さらに、不測の事態に備え、自宅にできるだけ近い場所で行なわれるキャンプを選ぶか、保護者の代わりとなり、いざという時には子どもを引き取ることの可能な人が近くにいるキャンプを選ぶのが良いでしょう。 自分の子どもにとってはまだスリープオーバー・キャンプが難しいということでしたら、自宅から通うデイ・キャンプに参加すれば、規則正しい生活習慣を身につけるという目的を達成できるでしょう。夏休みでも決まった時間に出かける必要が生じますので、寝坊や夜更かしを防ぐことができます。
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~Weekly Business News 2007年3月9日号掲載
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