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現代社会の子どもたち 〜作られたゲームの世界に一人で熱中
米日教育交流協議会
自分たちで考えた遊びで仲間と楽しむことから創造力や協調性が生まれる 一人でゲーム機やコンピュータの画面に向かい黙々と指を動かし遊んでいるという様子は、現代社会の子どもの多くに見られる姿です。学校でも子どもたちがゲームソフトの攻略法やゲームの進行状況などについて話しているのをよく耳にします。インターネット回線を利用した対戦型のゲームもあるので一人で遊んでいるわけではないと言う子どももいますが、自宅にこもっていることには変わりありません。 アメリカに暮らす子どもは、日本の子どもに比べ自宅で遊ぶ傾向が強いようです。それは授業終了後、学校に残って遊ぶことができないこと、親の送り迎えなしでは友人の家に遊びに行くこともできないことなど、アメリカ特有の事情があるからです。日本にお住まいの方には信じられないかもしれませんが、アメリカでは外で遊んだり、一般道路を自転車に乗って移動する子どもの姿を見ることはほとんどありません。どうしても自宅で一人で遊ぶことが多くなるのも無理はありません。 しかしながら、このように自宅にこもってゲームに熱中していることは子どもにとって良いはずはありません。ゲームで遊ぶことは頭を使わないわけではありませんが、それはあくまでも作られた世界に誘導されているだけです。その世界の枠を越えることはできませんし、ゲーム機やコンピュータがなければ遊べないという子どもも存在するのです。 子どもの創造力は無限です。その力をより発揮できるようにするためには、遊び道具や遊びそのものを自分で工夫するということが大切です。ゲーム世代でない方ならば、自分の家にあった空き缶を利用して缶けりなどをしたり、一升瓶のふたを利用して対戦(相手のふたをはじいて机から落としたらもらえるという遊び)したり、裏山のがけのぼりや探検に挑戦したり、などという経験があるでしょう。いろいろな遊びを自ら考え出し、そのために必要な道具を自ら作ることは創造力を培うにはもってこいです。 また、自宅に一人でこもって遊ぶより複数の子どもと遊ぶことは協調性を養うためにとても大切なことです。子どもは年齢や性別を超えた集団で遊ぶことで自分の知らない世界を経験できます。他の子どもと遊ぶとしても、いつも特定の同年代だとすれば子どもの世界は狭いままです。アメリカでは外遊びで子どもたちが自然に出会う機会が余りありません。従って、年齢や性別を超えた子どもが集い遊べるような場を保護者が積極的に作ってあげる必要があるのです。 既にアメリカでは夏休みに入った地域も多いでしょう。アメリカで行われるサマーキャンプでは自然を利用して楽しく遊ぶプログラムも数々催されます。私も日本でのサマーキャンプの主催者として、子どもが自然とふれあい、自ら工夫して遊ぶための動機付けとなる企画の実現を目指しています。この夏はお子様をいつもとは違う環境で思いっきり遊ばせてあげてください。 |
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~Weekly Business News 2007年6月22日号掲載
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